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戦国乙女に登場する「カシン居士」って実在したの?

カシン居士

戦国乙女に登場する敵キャラクターでパチンコ初登場は「CR戦国乙女3~乱~」です。パっと見オリジナルのキャラに見えますが実はカシン居士も他の乙女同様歴史上の人物がモデルになっているようなのです。

 

それが「果心居士(かしんこじ)」

 

 

室町時代末期に登場した生没不詳の謎の法師。「七宝法師」とも呼ばれ、「居士」とは在家僧侶(出家せず仏教を信仰し修行する者)を指す号。法力に長け、その中でも幻術と変化の達者として知られます。また後世では忍者との関連性も見出され、司馬遼太郎先生の短編『果心居士の幻術』でも幻術に長けた忍者として描かれています。彼の幻術は奇術―つまり大掛かりな手品の類いだったのでは、との意見もあります。 実際、幻術の多くは心理的な盲点を突いたトリックが多用されるため、日本におけるマジシャンの大先輩とも言えなくもないでしょう。

 

 

愚軒著『義残後覚』によると、大和国興福寺に僧籍を置きながら、外道の法力で人を化かすことに長じ、そればかり覚えてたびたび悪戯を働いたため、興福寺から破門されて在野の法師となります。 その後、織田信長に仕官することを志し、彼の前で幻術を披露して称賛されるも仕官は許されず各所を転々と放浪するようになりました。 そのほか、豊臣秀吉明智光秀松永久秀徳川家康など、時代の長者の前でその腕前を披露したと伝えられています。特に久秀や家康とは既知であったともされていて、 家康が齢を訪ねた折には88歳になると答えたとも言われています。しかしほとんどは江戸時代にまとめられた説話集に名を残すため、実在性は疑問視されています

 

そう、果心居士は江戸時代の文献からの情報がほとんどで実在の人物かどうかは分かっていないのです。諸説ありますが、一説では妖(あやかし)だったと言われたりもしています。文献をもとに前述した司馬遼太郎先生など多くの作家さんが作品を発表したり、乙女以外にも他作品のアニメキャラクターでその名前が使用されたりと、様々な場所で登場していますが実際はその存在自体が不透明なのです。

 

さて、戦国乙女で「カシン居士」は強力な術を使い乙女達を苦しめていきます。時には触手のようなモノを生み出したりしてマジシャンどころか完全に人間をヤめていますが、実際過去の文献にはどのようなものがあったのか、果心居士の逸話を見ていきましょう。

 

【果心居士の逸話5選】

・大和国の猿沢池に現れ、投げた笹の葉を魚に変化させて泳がせた。さらにこれを見て信じない男を楊枝でひと撫ですると、その男の歯が今にも抜け落ちそうになった。

親知らずを抜くのに便利そうな能力

 

・借金を踏み倒していた商人にバッタリ出会った時は、返済を迫られると自らの顔をまったく別人の顔に変え、「人違いです」と言って逃げ切った。

能力の使い方がただのダメ男

 

・松永久秀とは親交が深く、あるとき「恐れ知らずの自分を恐がらせて見せよ」と豪語されると、数年前に亡くなった久秀の妻を出現させ、彼を心底恐怖させた。

松永久秀が妻を恐れたのは生前自身の浮気で妻が苦しんでいたから。

ただの自業自得。

 

 

・豊臣秀吉が果心居士を招いた際、果心が秀吉の誰も教えていない秘密を宴の席で暴露し、秀吉の不興を買って磔刑に処されてしまう。しかし磔刑に処された果心は幻でネズミに化けてやり過ごし、呼び寄せた鷹(鳶?)に連れ去られて逃げて行った。

豊臣秀吉の秘密は過去に火遊びをした事が原因らしい。

お前もか秀吉…。

 

・絵の中から船を取り出し、その船に乗って消えていった。

魔法使い一休さんかな

 

調べてみると有名な逸話は攻撃的なものが少なくどちらかと言えばエンターテインメントな逸話が多い果心居士です。さらに言えば実害があったとされる松永久秀と豊臣秀吉は若干自業自得な感じが否めません。晩年88歳で果心居士は徳川家康に仕えたと言われていますが、乙女では因縁の対決と言わんばかりに戦う二人は史実では主従関係にあったのだと思うと不思議な感じがしますね。

 

謎多き果心居士。戦国乙女のパチンコ、パチスロ共に登場する機会が多いカシン居士。現実か空想かわかりませんが戦国乙女の中では確実に存在しているキャラです。モデルとなった存在に注目してはいかがでしょうか。

 

※記載内容は全て編集部調べ

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