SPECIAL

舐ちゃんに叱られる!【4号機おじさんのパチスロ豆知識】

「パチスロはなぜ1Gで3枚掛けなの?」(第五回)

 

パチスロ大好きの舐ちゃん(スロリーマン舐太郎:自称伝説のスロッター)は近頃、6号機におけるAタイプの出玉性能を案じてイライラしています。

 

 

それは、5.9号機のうちにAタイプを出すばかりのメーカー姿勢と、直営店にフィールドテスト導入された「ぱちスロゲッターロボ」を打ち6号機の難しさを痛感したことで、パチスロの未来に不安を感じたからです。

 

 

 

そんな時、舐ちゃんに例のごとくパチンコウォーカー所属のスロッターからメールが届きました。

 

 

29歳会社員:ようせい さん(編集部)

「1枚のほうが長く遊べるのにパチスロはなぜ1Gで3枚掛けなのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなシンプルな疑問に答えなければいけないと思うと、なんだかジワジワと怒りが増してきて舐ちゃん火山が噴火してしまいます。

 

 

パチスロを打ってきた世代とは全く関係のない話にはなりますが、少しばかり3枚掛けの理由を掘り下げていきましょう。

 

 

 

 

 

起源となるスロット・マシンが最大の理由

ご存知の通り、パチスロの起源はカジノのスロット・マシンです。今回のテーマである「3枚掛け」に関してもスロットマシンに準じているのが最大の理由となります。

 

 

 

 

パチスロが初めてパチンコ店に登場した1964年、正式名称「回胴式遊技機」としてパチスロ0号機がデビューしました。記念すべき最初のパチスロ機こそ、かの有名な「オリンピアマシン」なのですが、この機種は1枚しか投入できなかったのです。

 

 

ちなみに様々なスイカ、ベル、プラム、さらにはラッキー7やBARなど、図柄に描かれる題材もスロット・マシンをモデルにした名残です。

 

 

 

 

 

 

 

アメリカでスロット・マシンが進化

 

本場のスロット・マシンも最初は1枚しか投入できなかっものが、5枚投入できるようになり有効ライン数も増えていきました。

 

 

日本初のカジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」によると、スロット・マシンは横一列1ラインや3列3ラインでしたが、進化を重ねた結果、現在ではリールは5本、当たりラインは50ラインもあるそうです。

 

出典:日本カジノスクール「カジノ用語辞典」

 

 

 

 

 

 

パチスロは最大3枚掛けと決まっている

スロット・マシンは5枚投入できるのにパチスロは最大3枚なのは「回胴式遊技機に係る技術上の規格」で定められているからです。しかし、1枚掛けや2枚掛けの機械を作ることはできます。

 

過去、5号機初期に1台だけ1枚掛け専用機が誕生しました。

 

1枚掛け せみ
オルカ(2007年)

 

常に1枚掛けで遊ぶ機種でメダル持ちは驚異の1,000円で140G!5スロもビックリの長時間遊技が可能な機種でした。その代わり、純増約410枚のBIGの出現率は約1/5461、REGは純増約10枚と、メダルを増やすのもなかなか難しい機種となります。

 

 

 

 

 

では、何故パチスロは3枚掛けが主流なのか?

それについては様々な理由があるのですが、最も大きな理由はもちろん“出玉性能を高める”ことです。

 

パチスロは保通協の形式検定試験に合格しなければパチンコ店に設置できません。技術上の規格を満たしつつ、人気を得るためには出玉性能は欠かせない条件です。出玉性能を上げるためには、通常時のベースや初当り確率との兼ね合いが必要なため、規格で定められた最大枚数である1Gあたり3枚にする必要がある訳です。

 

 

ちなみに前述の「1枚掛け せみ」の機械割は、
設定1で93.67%
設定6で106.30%
となります。

 

 

せみのスペックを見る限り、1枚掛けでは出玉性能を見込めないようです。

 

 

 

 

 

 

3枚掛けしかできない機種が多いのは?

ほぼ全てのAT・ART機は3枚掛け専用で登場しており、液晶付きAタイプでも通常時に3枚掛けのみの台が多く存在しています。これは、保通協の試験の都合でそうなっていると考えてもらって構いません。

 

 

全設定で規定ゲーム数を回してシミュレーション試験をするのですが、3枚掛けの他に1枚掛けと2枚掛けでも試験を受けなければならないため、3枚掛け専用であれば試験を通りやすくなります。

 

 

 

 

 

1枚掛け/2枚掛けでもボーナス抽選されている

誰もがジャグラーやハナハナなどでクレジット3枚未満でMAXBETを押して、15枚役が揃った経験があると思います。1枚掛け/2枚掛けでも小役やボーナスは低確率ながら抽選されているのです。ただし3枚掛け前提の台なので、1枚掛け/2枚掛けで打つと必ず損をしますので、間違っても「当たるまで打ってみよう!」といった軽い気持ちで試さないようにしましょう。

 

 

 

 

今や1枚掛けはゲーム性の一部

アクロスAタイプ

 

アクロスのAタイプなど、リーチ目マシンは通常時に1枚掛けができることでメダルロスを防ぐ重要なゲーム性となっています。

 

 

ハナハナシリーズ

 

完全告知のハナハナシリーズは、約10%が単独当選で次ゲーム告知となり、稀に訪れる後告知時のみ1枚掛けのタイミングが訪れ、その瞬間を察知して1枚掛けをする喜びはひとしおです。

 

 

ジャグラーシリーズ

 

一方、後告知がメインのジャグラーシリーズは頻繁に1枚掛けをする必要があり、ボーナスを揃えるのは常に1枚掛けとなることで、お手軽にメダルを節約しているお得感を得られます。
なお、1BETがあたりまえになり、2012年のニューアイムジャグラーEX以降、1BETボタンのサイズが大きくなりました。

 

 

 

 

【参考】
遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則

 

©UNIVERSAL ENTERTAINMENT