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パチンコ産業物語【パチンコ歴史学】

第9回 これからのパチンコの行方

(2016年~現在)

 

 

バックナンバー
<第1回 パチンコ誕生からセブン機まで>
<第2回 フィーバーブームからCR機登場前まで>
<第3回 CR機の時代へ>
<第4回 99年基準機登場まで>
<第5回 1999~2002年タイアップ機開発競争>
<第6回 パチンコが活性化した時代>
<第7回 1/399マックスタイプ隆盛>
<第8回 マックス時代の終焉>

 

 

2016年は、1/399のマックスタイプの新規設置が前年10月いっぱいで終了し、さらに5月1日以降、確変継続率の上限が65%のスペックの制限を受けました。また、別途「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の問題」によって、経過措置期間でマックスタイプを中心とした回収対象台の入替に追われた1年となりました。

 

 

 

検定機と性能が異なる可能性のある

遊技機の回収が進む

 

2月から、「遊技くぎ」の変更により性能が異なる可能性のある遊技機の回収リストが4段階にわけて発表され、順次撤去されていきました。

 

一次リストではCR牙狼FINALやCRルパン三世~消されたルパン~など、その1カ月後の二次リストにはCRスーパー海物語IN沖縄3が含まれ、この段階までで13万台以上が回収対象に指定されています。

 

 

 

 

継続率ダウンの直前に導入された

「ぱちんこCR真・北斗無双」が躍動

 

現在、多くのホールでパチンコの主力機種として活躍する「ぱちんこCR真・北斗無双」は、マックスタイプが現存する状況下でも大ヒットを記録しました。多くの機種が回収対象となり、今後発表される機種が確変継続率65%となる前に80%のスペックを搭載するなど、状況が味方をしたことが大きな要因となりました。

 

 

 

 

ちょいパチがはじまったのも2016年

遊パチに続いて「当たりやすく玉持ちの良い手軽に十分楽しめる、大人の遊び」として、大当り確率1/40以上、ヘソ賞球5個以上の新ジャンルとして2016年6月より導入が始まりました。これまで16メーカーから29機種が登場していますが、2018年はまだリリースがないのが現状です。

 

 

 

 

 

 

 

2016年いっぱいで遂に

マックスタイプが “ほぼ” 消える

 

12月末までに前述の回収リストに載っている1/399のマックスタイプが、ミドルスペックの後継機や同機種のミドルスペックで代替するなどで、すべてのホールから姿を消しました。しかしこの段階ではあくまで回収リストのマックスタイプがすべて無くなったわけで、回収リストにない認定機(CR牙狼魔戒閃騎鋼)は一部のホールにしばらく残っています。

 

 

 

CRぱちんこGANTZから

SUPER小当りRUSH

搭載機への注目が高まる

 

2017年1月にオッケー.から登場した「CRぱちんこGANTZ」の想定外のヒットによって、現在まで続くSUPER小当りRUSH搭載機のジャンルが確立されました。

 

 

CRぱちんこGANTZ

オッケー.

©奥浩哉/集英社 ©奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」制作委員会 ©OK!!

 

 

 

「一撃台」と「1種2種混合機」が

ジワジワと人気を上げていく

 

 

【一撃台】

一撃台が続々と登場するようになったのは2016年10月に登場したDaiichi「CR天下一閃」。V入賞によって2回1セットのが発端となり、大当り確率、確変突入率などの制限がない一撃台の流れを生み出し今に至ります。

 

 

CR天下一閃

Daiichi

 

 

 

【1種2種混合機】

1種2種混合機はデジパチの1種と羽根モノの2種を合わせたスペックで、「CRぱちんこAKB48-バラの儀式-」等で既に出回っていましたが、現在までに残り保留を利用して65%以上の継続率を生み出すスペックとして脚光を浴びているところです。

 

 

CRF.戦姫絶唱シンフォギア

SANKYO

©Projectシンフォギア ©ProjectシンフォギアG ©SANKYO

 

 

CRぱちんこ魔法少女まどか☆マギカ

京楽産業.

© Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS Licensed by SACRA MUSIC Licensed by Aniplex Inc.
©KYORAKU

 

 

 

パチンコはこれからどうなる?

毎年、規則改正を続けているパチンコですが、マックスタイプの終焉に続いて、2018年2月1日より大きな規則改正が実施されました。8月下旬より設置が始まった設定付きのパチンコがそれにあたります。

 

しかし、「遊技くぎ」を実質的に変更しないよう6段階設定搭載になっただけではありません。パチンコが6号機になって出玉面が大きく変わったように、パチンコも同様出玉面に関して変更されています。

 

 

出玉率の新旧比較表

旧基準 新基準
1時間 300%未満 33.3%~220%未満
4時間  40%~150%未満
10時間 150%未満 50%~126%未満
ラウンド 16Rまで 10Rまで
大当り出玉 2,400個 1,500個
設定 6段階まで

 

新基準機における出玉率は、パチスロ6号機と同じ改正内容となっており、6段階設定が可能になったことを除けば出玉面が大幅に減少すると言わざると得ません。射幸性がかなり抑えられており、2000年以降上昇し続けた出玉性能が一気に過去に逆戻りしたようなものです。

 

ちなみに、現在設置されている旧基準機は2018年2月1日以前に検定通過したものなので、以降最長3年が設置期限となります。

 

 

パチンコは新基準機の登場によってどのように変化していくのでしょうか?業界関係者は特に期待よりも大きな不安を抱えているところですが、紡いできたパチンコの歴史を振り返ると、パチンコには遊技人口が減っても不滅の人気を維持する魔力があるように感じて仕方がありません。

 

 

 

 

計9回にわけてお届けしてきた「パチンコ産業物語」はこれで一旦終了となります。

 

しかし、パチンコの歴史はこれからも続くので・・・<第10回へつづく>