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パチンコ産業物語【パチンコ歴史学】

第6回 パチンコが活性化した時代

(2002年~2005年)

 

<第1回 パチンコ誕生からセブン機まで>はこちら
<第2回 フィーバーブームからCR機登場前まで>はこちら
<第3回 CR機の時代へ>はこちら
<第4回 99年基準機登場まで>はこちら
<第5回 1999~2002年タイアップ機開発競争>こちら

 

 

リミッターの撤廃とタイアップ機増加によって息を吹き返したパチンコの進化はさらに加速します。まず、確変時の通常大当り後のみ時短が付くハーフ時短タイプが主流でしたが、2002年に現在主流の全ても大当り後に時短が付くフル時短タイプが可能になりました。

 

この頃、パチスロ4号機が全盛を迎えており、パチスロの規制が強化されましたが、それと同時にパチンコでは、検定期間の3年を過ぎたみなし機の撤去も進み始めています。

 

 

 

2002年

全大当り後の時短100回が搭載可能に変更

【21世紀基準機】

最低賞球数は5個から4個になり、大当り確率最低1/320が1/360に緩和されました。また、すべての大当り終了後に時間短縮機能が認められるようになりました。

 

いち早くフル時短を採用したCRF.ウォンテッドが登場

SANKYOから新内規のスタートと同時に登場したのが「CRF.ウォンテッド」です。ドラムと液晶が連動した演出を搭載しています。「CRピンク・レディー」や「CR西部警察」が同じタイミングで導入されましたが、どちらもハーフ時短タイプだったので話題を集めました。

 

 

 

新海物語が驚異の販売台数160万台を記録

パチンコ最大の販売台数を記録したCR新海物語は、2002年末にハーフ時短タイプのM27、2003年春にフル時短タイプのM56が登場して、どちらも大ヒットしました。このCR新海物語の成功が、海物語シリーズが第2弾にして確固たる地位を築くことに成功したと言えます。

 

 

 

 

2003年

確変突入率100%(ST)の搭載が可能になる

ST自体は、これまでに“次回1万回転まで”といった実質大当り確定の形では搭載されていましたが、2003年より確変突入率100%で搭載可能になりました。

 

 

 

2004年

大当り確率最低値1/500までに変更

【ゼロヨン基準機】

2004年のゼロヨン基準機はパチンコの規則が変更された大きな転換期でした。これまで1種はデジパチ、2種は羽根モノ、3種は権利モノとはっきり分類されていましたが、種別区分が撤廃され、混合スペックが可能になりました。

 

また、確変突入率1/2以上が可能になり、大当り確率の最低値が1/500までに変更となりました。
パチスロが4号機から5号機へ向かう時期に、パチンコはスペック面が向上しましたが、この規則改定によって連続予告(擬似連は可能)、ハンドルのバイブレーター機能、演出スキップが禁止されています。

 

爆発力の象徴となった大ヤマト2

2004年の秋にSANKYOから登場した「CRF.大ヤマト2」は大当り確率1/496.5をメインスペックにした爆発力のあるスペックを搭載して一世を風靡しました。

 

©2002松本零士ユウガ<「大銀河シリーズ」より>

 

 

突然確変機能ブームを生んだエヴァ

大ヤマト2と同じ頃、人気コンテンツのタイアップ機として「CR新世紀エヴァンゲリオン」が4つのスペックで登場。注目されたのは搭載された突然確変で、1・3・5の出目から暴走モード突入すると確変状態になり、突確ブームを生み出し、続編が出るたびに注目を集めることになりました。

 

©GAINAX/ProjectEva.・テレビ東京 ©Bisty

 

 

2005年

大当り確率最低値1/400までに変更

2005年10月より大当り確率が1/500から1/400に内規変更されました。この頃に流行していたのが突然確変や潜伏確変が用いられたバトルタイプで、大当り確率1/ 479で確変継続率約82%の「CRぱちんこウルトラセブン」や、2タイプのスペックが同時に登場したシリーズ第2弾「CR北斗の拳 伝承」「CR北斗の拳 強敵」です。

 

©1967 円谷プロ/©2005 円谷プロ ©KYORAKU

 

©武論尊・原哲夫/NSP ©Sammy

 

 

海物語シリーズも進化

当時すでにデジパチで確固たる地位を築いていた海物語シリーズですが、2DのCR海物語から3DのCR新海物語への進化に続き、大きくゲーム性が変わります。2005年はCR大海物語が登場し、現在のような3つのステージで演出パターンが異なるものになりました。

 

 

以降、2015年に内規が変更されるまで、実に10年もの間大当り確率最低値1/400の時代が続くことになります。

 

 

〈第7回へつづく〉