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パチンコ業界初モノを振り返る【パチンコ歴史学】

パチンコ業界の動向に敏感な方は、すでに設定付きの新基準パチンコが続々と検定を通過して発表されている情報をキャッチし、今か今かと導入を楽しみにしているのではないでしょうか。

 

パチンコ・パチスロともに新しい時代を迎えようとしていますが、特にパチンコは戦前から始まり現在に至るまで、メーカーがユーザー心理を捉えた様々なシステムを生み出し、パチンコの人気を上昇させてきた歴史があります。

 

8月下旬にも登場しようとしている設定付きパチンコに関しても、オールドファンなら実体験していることでしょうが、1996年導入の「CR大工の源さん」にも3段階の設定が設けられていました。

 

低確率

設定1 1/369.5
設定2 1/405.5
設定3 1/438.5

 

この時代は設定1が最高設定です。これから発表される新基準機は最大6段階で設定6が最高設定となりますので覚えておきましょう。

 

ちなみに、この時期よりも前に1991年には「パチコン」と呼ばれる6段階設定付きパチンコが登場していますが、こちらはあまり人気が出ずに時代に埋もれています。

 

 

「パチンコの歴史」に関してはまた別の機会に取り上げますが、ここでは現在のパチンコにつながるパチンコの業界初モノを振り返っていこうと思います。

 

 

初のフルカラー液晶搭載機

麻雀物語

平和(1991年)

ドラム、ドット液晶、ナナセグがメインだった中、フルカラーで脱衣麻雀のようなお色気のある演出が搭載されています。絵は古くても現在のキャラクターよりも心なしか大人びている気がしますね。

 

 

初の小当り確率の変動機能搭載

フィーバーチャレンジⅡ

SANKYO(1991年)

 

 

7図柄大当り後は小当り確率が変動し、電動チューリップが10倍の確率で開放する機能を初搭載。1990年の規則改正によって、アタッカー以外の入賞口として電動チューリップを儲けられるようになったことで生まれた、初の電サポ搭載機です。

 

 

初の潜伏確変機能搭載

CRデラマイッタJ-3

豊丸産業(1998年)

 

 

現在も続編が登場するシリーズ機です。特徴的な巨大ナナセグだけでなく、ランプの色の組み合わせで看破できる潜伏確変機能が搭載されていました。

 

 

初のST搭載

CRジャングルパークXLTD

京楽(1998年)

 

 

モンスターハウス等で1万回転のST等は存在していましたが、現在のSTのような形の回数切りで登場したのは本機が初めて。20回転で1/23.95のST。

 

 

初のハンドルバイブレーション搭載

CR必殺仕事人Z3

京楽(2001年)

今やハンドル部にも様々な仕掛けがあるのがあたりまえですが、名機「CR必殺仕事人Z3」がハンドル部アクションの先駆け。バイブレーション機能「P-vib」が液晶と連動して作動し、人気を集めました。

 

 

初のスキップ機能搭載

CRブラボーファイブFJ

平和(2003年)

今だからこそ、この機能が欲しいとの声も聞こえる演出スキップ。液晶演出が多彩になったこの頃に登場して、本機のほか翌年登場した「CR花満開極」「CR GO!GO!郷」等にも搭載されています。

 

スキップボタン

 

 

初の突然確変機能搭載

CR木枯し紋次郎EJ

平和(2003年)

※画像はXJです

 

CR新世紀エヴァンゲリオンで人気を不動のものにした突然確変機能ですが初搭載は本機。エヴァとは異なり、2004年に規則改正される前の機種のため、スペックを削られた形となった出玉無し大当りではあまり人気を獲得できなかったようです。

 

 

RTCの初搭載

CRヒデキ感激XJ1

平和(2004年)

 

 

CRぱちんこAKB48で人気に火がついたRTCは、2004年当時に「ヤングマンタイム」として2時間に1度突入する機能を搭載していました。

 

 

8個保留の初搭載

CRキックの鬼FK

高尾(2004年)

伝説のキックボクサーをモチーフにした機種。「FK」のスペックのみ保留8個の機能を搭載。電チュー保留からは突然の「突当演出」で大当りする仕様でした。

 

 

初の玉で遊ぶパチスロ機(パロット)

CRP花月伝説

SANKYO(2005年)

パチンコとパチスロを融合させたパロットの第1号機。パチンココーナーに設置するもののパチスロに分類されます。

 

 

特図1・2のラウンド振り分け

CR Gメン75KH2

Daiichi(2006年)

ヘソ入賞の特図1と電チュー入賞等の特図2でラウンド振り分けが異なる機種です。確変中は通常時よりも2R当りが少なくなります。

 

 

V確STの初搭載

CRウィッチブレイド

豊丸産業(2011年)

本機ではアタックラウンドシステムと呼ばれるVアタッカーでSTを作動させるシステムを初搭載。突入率60%→継続率82%のMAXタイプでした。

 

 

現在のパチンコには欠かせない機能から、時代に埋もれていった機能まで、メーカーの開発努力によって様々なものが生まれてきました。「平成」が終わろうとするタイミングでパチンコ業界も変革の時期を迎えますが、これまでのように新しい機能で楽しませてくれる台が生まれるのを期待しましょう。

 

 

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参考文献

パチンコ必勝ガイド(編者),アド・サークル(監修・資料協力)『パチンコ歴史辞典』ガイドワークス,2017年